本堂
前本堂の老巧化により、平成27年に建て替えられました。欄間彫刻や須弥壇は以前(江戸時代)のものを使用しています。
禅宗様式を取り入れ、内部には御本尊薬師如来がお祀りされ、後ろに御開山、位牌堂がございます。
日常の修行、法事、研修、坐禅会を行い、多くの方にお参り頂いています。
山門
前の山門は寛文2年(1662年)曹洞二世赫山大和尚代に建設されました。
元治元年(1864年)に暴風雨のため、倒壊しましたが、
平成2年(1990年)信義公遺徳顕彰会により再建されました。
室町時代の手法を模しています。
山号額
信義公が時の摂政後白河法皇に奏請し、鳳凰山山号額が下賜されました。
宋からの帰化僧馗安によって揮毫と伝えられています。
再度の火災や山門倒潰の際も難を免れ、今に寺宝として残されています。
信義公墓所
武田家始祖、信義公の墓所と伝えられています。中央塔が信義公、向かって左が夫人、右が乳母姫の墓塔と伝えられています。
信義公は信玄公から遡ること十五代前の先祖になります。
信義公は願成寺を祈願所とし、諸堂を整備されました。当山の中興開基とされ、お祀りされています。
武田家累代御霊殿
平成元年に建立されました。
甲斐源氏三代、武田氏十八代のご位牌が安置されています。
御霊殿には阿弥陀三尊像(市指定文化財)がお祀りされています。
※現在は非公開
秩父三十四観
寛文6年(1666年)に当山二世中興赫山大和尚の本願により、彫造安置されました。当時から一体も欠けることなく現存しています。
永代供養墓「普照塔(ふしょうとう)」
少子高齢化が叫ばれる現代。継承されないお墓や埋葬先の決まらない方も多いと言われます。
そのような方の安心の為に、当山も永代供養墓を建立致しました。
阿弥陀様の無量の光が普く照らすという意味を込めて「普照塔」と名付けました。
塔の内部に御遺骨をお納め出来ます。
※檀信徒、又は檀信徒有縁の者(住職の判断による)に限ります。